Death a desre Ⅳ[死神の願い4]

目が覚めた俺は館の庭にいた。
どこか幻想的で、不思議な館だった。俺は庭を見回し、まだ眠っていたAAを起こした。
「あ、あれ・・・ここは・・・?」
まだ混乱しているAAに俺は冷静に伝える。
「どうやら、さっきの話は本気みたいだな。俺達はアイツにゲームで勝たなきゃ生きて帰れない。」
「逃げることは無理なのか?」
「門が閉まっていて出ることができない。というか、逃げたら永遠に覚めないかもしれないぞ?」
「今日のお前冴えてるな」
「ほっとけ」

半分くらいくだらない会話を終え、屋敷の扉に歩き出す。
「開けるぞ、AA」
「見りゃわかるよ、ルナ、生きて帰るぞ?」
「あったりまえだ!」
ギィ・・・と重い音がした。
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