久しぶりに行った学校の帰り、俺は交通事故で死んだ。いや、正確には死んだはずだった。
トラックに当たった瞬間は生きていた。しかし、俺はトラックに引きずられて・・・それ以上は覚えていない。
とにかく確実に死んだ。それぐらい高校生の俺にでもわかる。身体はバラバラになっているはずだ。
しかし、何故意識があって生きている?いやここは何処だ?ここは天国か?・・・いやフローリングの床に今俺は倒れている。現実だ。しかも、このフローリングは見覚えがある。ここは祖父母が暮らしていた館の床だ。
間違いないちゃんと覚えている。祖父母が亡くなった今、この館には誰も住んでいない。
ここは祖母の部屋だ。使われ続け色があせた箪笥が見える。箪笥のとなりは鏡があった。
自分の姿を確認するため鏡を覗いた瞬間、僕は言葉にならない悲鳴をあげた。
そこに映っていたのは高校生ではなく、ブルーベリーのような青さの化け物だった。
顔と身体は1:1であきらかに比率がおかしい、人間のような姿をしているが化け物だ。
信じられなかった。悪い夢を見ていて、トラックに引かれたのから夢オチというのを期待した。
しかし、それはただの現実逃避だった。現実というものはいつも冷たい。わかっていた。
でも、認めたくなかった。その現実は僕には重すぎた。


















という夢をみたんだぜ!!てへっ☆#rigist
終わり


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