ゆめにっき 0にちめ。

      ~プロローグ~

いつからだろう。私が、部屋の外に出なくなったのは。寝て起きてまた寝る。必要最低限の行動しかしなくなったのは。
たしか、小学生の時にはちゃんと学校へ行っていた、気がする。
あ、そうだ。両親が殺人事件で殺されて、それから私は独り言葉を発さず部屋のなかで、自分の身を守るように生きてきたんだ。

あのむごたらしい事件を目の前で見てから、他人が怖くて、怖くて仕方がないのだ。
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