逃ガサナイ。出ラレナイ。 第五話

鍵を差し込んでから、数十分・・・。

ガキッ・・。 ガツッ・・。

まだ、本物が見つからないでいた。

「何故だ・・もう、20本以上さしてるぞ!!」

鍵束にある鍵は大体50本・・。コレを全部やるのには

根気がいるだろう。

「面倒だ・・。コレがラストってことで」

と、目を閉じて鍵を一本引く・・。

「これが・・俺の運命を左右する鍵・・」

(全然、左右されねぇけど・・)

引き出しに鍵を差し込む。

カチャリ・・。小さな音とともに、鍵がはまった。

「イィィヤッホ~~イッ!!」

鍵がはまったと同時に歓声をあげる。

鍵が開いただけで、スーパーなほどにハイテンションになった俺。

どうなんだろ・・。

引き出しをのぞくと、そこにはいっていたのは・・。
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