逃ガサナイ。出ラレナイ。 第四話

「嘘だろ・・・」

目の前に現れたは、化物・・?

人じゃないことは、確かだった。

顔のパーツはずれているし、なんていっても目に光が無い・・。

血走っているかんじだ。

そんな事を考えているうちに、相手のほうが動いた

俺の身体は、動かない。頭の中が真っ白で何をしていいのか

分からなくなっていた・・。

相手が俺に触れた瞬間・・。身体のほうが勝手に動いた。

ショットガンのトリガーを引いたのだ。

バアンッ!!  という、激しい音と一緒に、

ゴトンッ・・。という、何かが倒れる音がした。

目を開けるとそこには、さっきの化物が倒れていた・・。

「俺が・・?俺が撃ったのか??」

半錯乱状態になりつつあった。

しかし、そんな俺を一気に現実に引き戻したのは

死んだはずの怪物だった・・。

さっきまで、倒れていたはずなのに 

立って、何事も無かったかのように俺の前に立っているのだ。

「は・・?何で?さっき撃って死んでたはず」

その化物は、うっすら笑みを浮かべた気がした・・。

あるいは、そう見えたのかもしれない。
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