Legend Valentine



それは、この世界でちっぽけながら日本では何故か騒ぐ日。


泣く者も、笑う者も。


ただ殺伐としたこの弱肉強食の世界で、そんな文化が僅かながら伝承されているのは・・・・・


この世界を造った奴の、全てを巻き込む暇つぶしだろう。





「・・・・じゃ、じゃあいってくる」

「いってきまーす!」

「何で俺じゃないとダメだったんだか・・・はーあ」

きぃぃい、バタン。

最後に祗園が呟いた一言を終わりとして扉は閉まり・・・・


「居なくなりましたね・・・・・」

「ええ、行っちゃったわ・・・・」


待ち望んでいたかとばかりに劉と玲華はハイタッチをした。

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