「ふぁあああ~」
「珍しいね。ツバサ君があくびするなんて」
「俺だって人間だ。あくびくらいするよ」
「夜更かしでもしたの?」
「生徒会の仕事でな」
「おおぉ~。まじめにやってるね。えらいねぇ」
「やる分にはちゃんとやらなきゃな。さてと・・・・・・」
俺は職員室の資料を届けるついでに欠席者がかかれているホワイトボードを見る
今日も篠崎つぼみの名前があった
別にあいつは声の関係で病院に行っててもおかしくないんだから気にする必要はないのだが
やはり、少しでもかかわりを持った人間が3週間も休むと気になるものだ
「ふふん~。やっぱり気になってるんだねぇ。つぼみちゃんのこと」
「そりゃあな。そこそこ仲良くなったし」
「いいことだよ。友人を持つってのは」
「確かにそうかもしれないな」
「うん。そうだよ」
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