少女から出た火の球がこっちへ飛んでくる。

鍼(さてと、まずはこの状況から逃げなきゃな)

そう考え、彼は右へ飛び移る。
火の球はまだ燃えている木に燃え移った。
すると木は緑の葉と茶色の幹から色が抜け、粉となりその場に崩れ落ちた。

鍼(あれをまともに食らったら
       俺も灰になるとこだったのか。)

そして、彼は何かを考えながら立ち上がる。
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