部屋を見渡してたら、窓があった。

もっと大きめの窓でも良いだろうに、不思議な事に小さな窓だった

暇だったし、誰も来ないし、外を見たい

上半身を起こして外を見たら、灰色の雲がずっと向こうまで広がっていて
オレンジ色の空は見えなかった。

でも、代わりに見えたのは大粒の雨で、まるで空が泣いてるみたいだった

少しだけ、ほんの少しだけ悲しくなった。

何でだろ、やっぱり今の私は『哀れ』の2文字なのかな?

私はただ、普通に過ごしたかった…
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