彼の家は町から離れているらしく、寂しげな道を黙々と一人で歩いていた。
ほとんど舗装されていないその道の両側を色味の少ない崖が挟んでおり、
まるでアスファルトにチョークで白線を引いた様な直線が続いていた。







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