ざわ…
ちょ、ちょっと待てよ。あの少女の言っていたことと同じじゃないか…?
だんだんと鳥肌がたってきた。
「20年もたっているのだ。少年はもちろん覚えていなかった。「覚えていない。」
と少年は言った。それを聞いた少女は、とても悲しそうな表情をし、言った。
「約束…破ったね…君なら、守ってくれると思ったのに…」少女はそう言い残しすぅっと消えていった。その日、少年は妙な気配を感じていた。1日中ずっと…
そして、少年が一人で夜道を歩いていると…後ろから、「約束…守れなかった罰だよ…」少女の声が聞こえた。振り向こうとした瞬間!グサッっと、心臓にナイフが突き刺さった。…おしまい!」
しーん…と教室は、静まりかえっていた。
「あ、あれ?そんなに怖かったかな??まぁ、ただの昔話だし、心配することはないさ。さぁ、授業はここまで!号令!」
「起立、礼…」
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夢の少女。 s.2
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