「ひとりぼっち。」
俺は暗い部屋で呟く。
君たちはまた、家の外の明るい世界へ出かけていく。
なんで、なんで・・・・。
俺も連れてって。
いつもそういうけれど、母さんたちは俺のことを
冷たい目でにらみつける。
大嫌い。
俺はいらない存在。
母さんの腹の中で死んでしまえばよかった。
幼い俺、何してんだ。
もっと勉強しろ。
もっと運動しろ。
・・・もっと、親に気に入れられるようなことをしろ。
お前のせいだ。
全部、ぜんぶ。
俺のせい・・・・。
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s.2
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