「ご主人様、奴等が屋敷内に入ってきました。」
「えぇ、分かっているわ。ゲームスタートね」
ご主人様は嬉しそうにいう。現実では黄色いはずの月と月光が紅く染まってご主人様の顔を照らす。
例えるなら、そう、血の色だ。

「では、ボクもゲームの登場人物としての準備をするので、失礼します」
「えぇ、いってらっしゃい」

「ボクの全ては貴方のために。ロア様。」
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Death a desre Ⅳ[死神の願い4] s.2
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