私は起きた。ベッドの上から。しかし、体がふわふわしている。体重がない。といっても過言ではない。
夢の中か。
こんな感覚、現実ではなったことがない。だとしたら夢の中だろう。

夢の中だ。外に出ても殺人鬼はいないだろう。いたとしても、どうせ夢の中。
私はそういう事を考えながらテレビを見つめる。
そういえばここではどういうテレビ番組が放送しているのだろう。

私はふと思ってテレビをつけた。

勿論テレビはなにも放送していなかった。

しかし突如バチッという破裂音がしたので再びテレビに目をやると、映っていたのだ。テレビから落っこちそうな巨大な目玉が。
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ゆめにっき 0にちめ。 s.2
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