「むぅ・・・・。」
少女は、薔薇の木の下で目をさました。
近くには、森。
一本の、真っ赤な道が続いていた。
薔薇の木には、沢山の赤い花。と、一輪の青い花。

「むぅ・・・・・」
もう一回、彼女はうなり、立ち上がる。
「私に何をどうしろと・・・・・。」
少女の見上げる先は、街。
寂れた、青い街。

「ま、おなか減ったし、いこうかな。」

少女は、街へとあるきだした。

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