煙だと思っていたのは湯気で、そのたてものは温泉宿だった。


そして・・・入ったはいいのだが・・・
浴衣きた青色の髪の男の人がいた。(しかも長髪)
「・・・てめぇ客か?」
「・・・はいそうです。」
まぁ、疲れもとっていこう。
「じゃついて来い。」
またガラの悪そうな客引きぃぃっ!
「なんだよ、ガラの悪そうなって。てめぇ一回死んで来い。」
なんなんだよこの客引きはぁっ!つか心読まれたッ!?
「読んでねーよ。つか声に出してたし。」
「・・・・・」
オレ・・・何か立場なくね?
「ほら、サフィー、さっさと案内してくれるー?」
声がした。どうやらこの人はサフィーというらしい。
「わーったよ、まい・・・ほら、行くぞ。」
さっきの天の声はまいさんか・・・
「あ、俺の本名はサフィールだからな。」
了解了解。
「あ、ついでに俺女だから。でもまぁ男ってことでいいからな。」
了解りょうか・・・ってええ!?
女だったのこの人!?
「ああ?悪かったな、女で。どうでもいいからついて来い。」
へいへい。
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