□□□ 1章 終電電車 □□□




「ここは何処だ?」

ある青年が辿り着いたのは成東駅、

そう、この青年こそ主人公の健太である。

健太は電車を降りる前の記憶はないたまたまこの終点の駅でこの地に来たのであった。

 もう当たりは真っ暗それはそうだ、始発までまだ4時間はある、しかし財布はないこれからのあてもない

健太は近くにある一件の家を訪ねた。

 コンコン・・・・

まず戸を叩く・・・・そして、こう言った。

「どなたか御座いませんか?」すると、

「誰じゃ#こんな時間に#何時と思いきや?」と返事が返ってきた?

だが、健太にその言葉は通じなかった。

「今日だけで良いので泊めさせてくれませんか?」

すると、一人のおじさんが出てきた。

 「どうしたんけん?」と言った。

山田健太と申します。名前は覚えていたらしい・・・・

「おぉ〜おらは藤森祐蔵だ。」

「もうこんな時間やき中にはいりんさぇ」と言い入れてくれた。

中にはいるとまず藤森がこう質問した。

「どちらからきしたんか?」藤森が言った。

「それがここに来る前の記憶がないんです。」と健太は言った。

「記憶喪失か・・・・まあしばらくここに泊まっていきなさ」

「本当に親切にしてくれてありがとう御座います。」丁寧な口調で言った。

「そか、それにこっちに来たんだから九十里弁ってもんも学んでくらないかな」

「まぁそのうちなれるっしゃろ」と藤森が明るく言った。

健太は無情にも無口だった。
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