それはまあまあの目覚めだったかもしれない。
よりによって冷え込む朝がいつもの秋だが今日は違った。
金木犀が自己主張を激しく展開し温暖化の影響で長引いた夏のせいかまだ青い木の葉が落ちている外が窓から見え、
特に布団に束縛されて一時間蹲るまでも無くすんなりと朝を認めた俺だ
が。
全身を紫色と紺色の不思議な衣装で装い大きな鎌を持った幼女が部屋に居た
「はあーいこんにちはー」
理解は絶望的だった
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やめる