学校の方も、相川ゆらに気付かれないように小さくなって生活しているせいで、友達を作るタイミングを逃し、お弁当はいつも1人。
周りがたまにこそこそと私を見て、何か話しているのが聞こえてきたが、話の内容までは分からなかった。
「はぁ...」
今日も1人きりの昼休みを自分の机で過ごす。
クラスの子がそれを見て、また何か陰口を言った。
陰口というのは、身体的なダメージは皆無だが、精神的なダメージが半端無い。
私はそこに居辛くなって、午後の授業はサボることにして、学校を抜け出した。
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rainy song #3 s.1
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