「ふぁ~…眠いな…」
「昨日、ずーーっとゲームばっかりしてるからだよ!体調とか大丈夫?」
「あー大丈夫、大丈夫だから。いちいち心配すんなって~」
「え、でも…」
光貴はいつも俺の心配ばかりしている。いわゆる、心配症であった。
ー学校到着ー
「うんじゃ!兄ちゃん、また後でねー」
「おー」
ここまではいつもと同じであった。
この頃の俺はあんなことになるとは思いもしなかった。
……………
キーンコーンカーンコーン…
「終わったー…ふぅー疲れたー」
「兄ちゃんー帰ろー!」
光貴が珍しく向かえに来た。
いつもは下駄箱の所で待っていた。
「おー珍しいなーお前がくるとは。」
「たまにはいいでしょ?」
「…ま、そうだな。今日は、ちょこっと寄ってこうぜー!」
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ドリーム◎ワールド12 s.1
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