少女の言った言葉に嫌な予感を覚える。

匠「君 もしかして、あのお医者さんに薬飲まされたの?」
千波「飲んでない、鼠で実験してたのみてただけ」

察しづいた少女は薬のことについてすぐ答える。
「覚えているか」と聞かれれば嫌な顔をして答えるだろう。
覚悟をして鼠の末路を聞く。

薬が出来たとき実験として鼠を使っていた。
鼠は最初の頃は苦しみながら薬を飲んでいた、餓死だけはしたくない
という恐怖の思考が後押ししていたのだ。
ですが数週間経つと毛が黒い緑色になって、次第に凶暴な性格に変貌する。
獲物を見つけると噛み千切らんばかりに襲っていたそうだ。
さらに経つと今度は・・・体に無数の口と目玉が生えていた。
そこにはもう「鼠」という存在は無くただおぞましい「化け物」の姿のみだった。

その話を聞いたものは顔を青ざめる、本当にこの様なことが「今起きている」のかと。
砥石は耳を塞いで話は聞かなかった。

砥石「・・・?どしたの?皆?」
リプロン「砥石君、何でもありませんわ;;それより千波ちゃん、変な事思い出させて
     ごめんなさいね、でも教えてくれてありがとう^^」

そろそろ昼食頃になっていた、とりあえずみんなは
千波ちゃんを連れて近くのファミレスに行こうとする。
・・・そのときだった。

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少女の夢~海編2~ s.1
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