で、スキマに落とされて帰ってきたわけだが。
紫「通常種どうし殺し合わせるなんて考えたじゃない。まだあいつら殺し合ってるわよ。」
僕「あ、ただいま帰りました。なぜ始末が済んだタイミングが分かったんですか?」
紫「それは、あなたの背中に符を取り付けていたのよ。その符はね、取り付けられた人がやっていたことを達成した
ことをこちらに伝える特殊な符なの。まあ他にもいろいろあるんだけど。」
背中を見てみると、確かに御札のような小さいものがくっついていた。
紫「あら、そこのゆっくり希少種じゃない。その子たちどうしたのよ?」
僕「あ、この子達はゲスの群れで奴隷扱いされていたんです。
そこの赤希少種たちを人質にとってたみたいで・・・」
紫「そういうことね、何故希少種が通常種に抵抗しないのかと思ったら・・・
そうそう、今度は博麗神社の周りのゆっくりを駆除しにいってくれる?」
僕「・・・?博麗神社ってどこですか?」
紫「この幻想郷の極東にあるわ。でもそういえば貴方幻想郷について知っているのではなくて?」
僕「少し友達に聞いただけなんでぜんぜん詳しくはないんです。」
紫「そう。じゃあ藍、この子を博麗神社まで連れて行ってあげなさい。」
藍「承知しました紫様。」
僕(なんで「子」っていわれなきゃ・・・確かに見た目は小学生くらいだけど一応・・・)
紫「どうかしたの?」
僕「いや、なんでもないです・・・」
~博麗神社~
霊夢「今日も境内の掃除と茶をすするのと饅頭をつぶすだけかあ・・・なんかないかしらねえ・・・
ん?あれは紫の式と・・・この前紫が言ってたゆっくりを殲滅してくれるっていう外来人?・・・10歳~13歳くらいかしら?」
まりさ「そろ~り、そろ~り、いまくそばばあはそらをみてるんだぜ!なかまをころすなんてとんだげすなんだぜ!
うしろからまりささまのすーぱーたいあたりでやっつけてやるんだぜ!ゆおおおおおおお(グチャ」
霊夢「調度良かったわ、最近ゆっくりが急に増えてきたんだもの。」
藍「霊夢さん。ゆっくりを虐待、駆除してくれる方を連れてきました。ゆっくりはどの辺に多いんですか?」
霊夢「そうねえ・・・妖怪の山の方角からくるのが多いわね。それとあいつらは水が必要だし、大蝦蟇の池、霧の湖
辺りに多いんじゃないかしら。」
藍「あの氷精が住んでいる湖とその氷精が大蛙に丸呑みされたところですね。ではさっそくこの子を連れて行ってきます。
ありがとうございました。」
僕(うわあ、大蝦蟇の池ってどこ?・・・ていうか完全に空気だったし・・・)
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ゆっくりしていってね ⑨話 s.1
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