時は流れ、次の日の朝へ。
「…から転校してきました、国城 羽衣です。よろしくお願いします!」
羽衣のクラスは2ー3。
心愛と一緒だ。
ちなみに生徒会は二年からである。
会長二人と男子書記、議長、副会長は三年なのだ。
つまり二年は心愛と羽衣だけ。
まぁ、どうせ扱いは同じなんだろうけど…
「国城の席は夢宮の隣な。じゃ、学活閉じるぞー」
「夢宮さん、ここでもよろしくだね!」
「心愛でいいよぉ。それに、こうしたのは全部 会長の差し金だしね。感謝しておいたほうがいいわよ?」
心愛は少し顔を赤らめ、羽衣にそういった。
「…それに私、こんなでしょ。だからあまり友達もいないし…。嬉しいんだから。」
心愛はゴスロリ服を指差しながらそういう。
…そういうものなのだろうか?
キーンコーンカーンコーン
心愛と話をしていると、いつの間にか予鈴がなった。
4時間目まで、羽衣は授業の殆どが頭に入らなかった…というより、理解できなかったというのは置いておくとしよう。
お昼休みだ。そう考えよう!
「羽衣、生徒会室でお昼食べるよっ!来てきてっ。」
嬉しそうにゴスロリの裾を翻し、心愛は羽衣の腕をとる。
「あ、わぁっ…!」
転けそうになるのを何とか回避し、羽衣も心愛と共に走り出した。
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