「ぅ、痛てて…」

異次元に飛ばされたユキノは、皆と離れ離れになっていた。

「この世界の何所かに皆が居る筈なんだけどな…」

とユキノが呟いた矢先、ユキノの上から誰かが降ってきた。

「うわあぁあぁあぁぁぁあぁあぁああぁあぁあぁぁっ!!?」

その声は間違いなくスノウの声だった。


そして同時刻、チェリッシュの居る場所。

「……ッ!?」

そして数分後、ようやく状況を理解したチェリッシュは胡坐をかいて冷静に考え始めた。

「…うーん、仲間と別れたかぁ…。でもユキノはこっちで一回遭ったからユキノは居るはずなんだけど…」

チェリッシュは更に考える。

そして考えるうちに大事な事に気がついてしまった。

「…ぁ、どうしよう。脱出ゲーム苦手。つーか謎解きできないや(オワタ)」

チェリッシュは頭の上にオワタを幾つも出してヘラヘラと笑っている。


さらに同時刻、現実。

現実の方ではリクノがユキノとチェリッシュが飛ばされた穴を不思議そうに見つめている。

「あれ、変な穴出来てるー。入っちゃえー!キャハハ」

そしてリクノも変な世界に飛ばされる羽目になってしまった。

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