「…ハッ!!いかんいかん!!しっかり気を保て光!!」
自分の顔を叩き、正常にもどった。
「しかし、いったいなんだ?何でこんなにも蝉がうるさいんだ?」
今日は特に暑いので蝉がありえないほどの声で鳴いている。
一週間しか生きられなくてそんなに元気があるならいつもそれぐらいで鳴けこの馬鹿!!
「どうしよう…もう帰ろうかな…暑いし暑いしうるさいし…」
そういって立ち上がった時。
「でもまぁ、夏は嫌いだなぁ」
この言葉を不思議に受け取りまたベンチにすわりなおす。
後ろを見ると、若い二人の男女が座っていた。
その中で男子は猫をなでていた。
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カゲロウデイズ オリジナル~最悪な一日~ s.1
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