私には親というものがいなかった。いわゆる浮浪児だ。学校には行っている。
仕事をやっているから学校に行くお金には困っていない。
しかし私は浮浪児だ。学校では誰にも蔑まれ、信じられずに生きている。
まぁ、別にそんなことは関係ない。
午前2:00。草木も眠り、闇が覆いつくす時。
「さぁ、仕事の時間だ。」
私は呟く。誰もいない部屋で一人。ポストから手紙を取り出し微笑みを浮かべる。
私の仕事は他のなんの仕事よりも他人の黒い裏側を見れる仕事だ。
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殺し屋の少女ノ話。 s.1
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