目を開いた私は学校にいた。教室に入ると先ほどまで騒がしかった教室内がシンと静まる。
まぁ、いつものことだ。

くすくす。嘲笑の音が聞こえる。
「アイツ、友達いないのによく学校来れるね?」
「根性だけは無駄にあるな」
「アイツの名前ー…マドツキって言ったっけー?」
「知らねぇ」
私の悪口があたり一面に飛び交う。まるで虫のようだった。
あぁ、コイツラはいいこだ。とってもとっても。私は悪い子だ。悪者、ターゲットにされた私は悪い子なのだ。
先生にまとわりつき、内心を上げることしか考えない馬鹿な奴らは成績などきにせず、着々とターゲットをいじめる準備を始める。

あぁ、そうだ。私は成績は優秀だろう。学年1位をずっと守り抜いてる。
私は先生に媚びる必要などない。
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ゆめにっき 4にちめ。[窓付きの過去といじめと] s.1
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