俺にとってもっともフィーバー出来る時期は、なんだかんだのバタバタでにわかに通り過ぎ、季節は夏に突入していた。

「ほら、行くよ!」

「へいへい。」

今日は、今までいろいろと事後処理に忙しくて出来なかった松山と卜部へ謝罪に行く日。
ちっ・・・めんどくせぇな。

「じゃあ恒彦君!行ってきまーす!」

「あぁ、行ってらっしゃい。」


久々に帰ってきた愛しき夫に、母さんはいつも以上に元気で・・・そして有頂天。
今すぐランバダ踊りそうで怖ぇ。

父さんが何故ロシアから帰って来たのかというと尋ねたら「風が乱れたから」だそうだ・・・。
良くわかんねぇ。
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