現実は厳しかった。そんな人はいない。

「おい、よもひろ!」
「んっ?加藤だっけ?」
「鈴木だよ・・・・・・、そんなことより17HRに一緒に行かないか?」
「えっなんで?」
「なんか可愛いやついるらしいんだよ!」
「あっそう・・・暇だから行くか、悠人お前は?」
教室の反対側斜め後方向で本を読んでいた悠人に声をかけた。
「えっと、何が?」
「17行くから来い!!」
「えっつ何で?ちょっとま、強制的に?」
とりあえず引っ張っていった。
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