前半〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「おい、起きろ。」
…誰?

右目に包帯を巻いた男が目の前にいる。

「俺は山田連太郎だ。嬢ちゃんはいま人質なんだぜぇ」
大体想像ついてたけどさ。

私はティリ。
首にはナイフが突き付けられている
目の前にいるのは人気バンドのボーカル。

なんか怪しい人だと思ったけどさ。
ここは見たところ倉庫みたいだけど…。

「ここくるのも久しぶりだなぁ。」
突然外から男の声。

誰だろう、コイツの仲間かな…。

「とりあえず入ってみっか!」
倉庫の重い扉が開く。


ガラガラガラ――――...


そこには中学生くらいの男が立っていた。
後ろにもたくさんの友達がいる

「なぁんだぁ?クソガキども、殺すぞ!」
厄介な時に入ってきちゃったみたい…。


ダァァァァァン!!


一発の銃声。

「てめぇアザミィ!!朱雀と同じようなことしてんじゃねぇ!」

一人の女が銃の引き金を引いたようだ。

「ごめん、つい…」

後ろにいたのは友達では無かったようだ…。

「ぐふっ…高橋様に…高橋様に栄光あれぇぇぇぇ!!ゴフゥ!!」

私の首に突き付けられていたナイフは転がり落ち、山田は吐血し、倒れた。

正直言ってグロテスクだ…。

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