冬休み中の中学校。

雪も積もり、スケートリンクが出来た頃の話である。



学校の音楽室からは、吹奏楽部の不安定な合奏の音が聞こえる。



山元「だめだめ!!チューバ弱い!」



信二「すいません・・・」



チューバを吹いてるのは、1年生の長野信二だ。

前までは3年生の先輩も居て低音は安定していたのだが、

3年生が居なくなってから低音は1年生しか居なくなっていた。



その低音の中には、トロンボーンの美咲も混じっている。

だが、その美咲にはある異変っぽい物が起こっていた。

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