〜登場人物控え室〜
「はぁ・・・」
パタン、と呼んでいた本を置き、ため息をついたのは主人公になった、“梅干”だった。
「ようやく始まったのだ・・・・」
梅干はその後の言葉をさけぶ。
「リーフィア!書き始めるのが遅すぎなのだぁ!!!!!」
ヒィィィィィ!!!すいません!
「いや、ホントマジでゴメンったら!!」
おもわず私―リーフィア―は叫んで梅干の前に飛び出した。
「え?何でここにリーフィアたんがいるのだ?」
不思議そうに聞く梅干。
「それは―――――」
「自分も出たかったからでしょ?」
「「え?」」
梅干と私は、声のした方を向く。
「「カゲ君!!」」
「僕もなんとかクエストにでるからここ、登場人物控え室に来たんだ。」
そこに立っていたのは、カゲ君だった。
「俺もいるっつーの」
「「ギン!!?」」
158.9の後ろにどうやったら172・3が隠れられるのか・・・謎だ・・
っというような登場の仕方をしたのは、ギン。
「一つ聞いていいか?何でカゲの時は君付けなのに俺のときは呼び捨てなんだ?」
「そりゃあねぇ・・・」
思わず梅干と私は顔を見合わせる。
「ギンだからに決まってるでしょ?」
「遥香!!」
今度叫んだのは梅干だけ。
私はもう驚かない!!
「それは嘘だな。(キパッ)」
「今度は誰だぁっ!」
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