―神秘の湖―



ぴょんぴょんとスキップ気味で先頭を歩いていた番長が急にぴたりと止まった。


イオ「ほぇ?どうしたの?番ちゃん。」

番長「あそこに誰かがいる・・・・・。」


番長のいったとおり、湖のむこう岸に1つの影が見えた。

その影がこちらに気がついたのか、いきなり消えて、

一瞬にして番長たちのところに現れた。


ムゥ「やぁ。私は『ムゥ』。
   最近私の仲間に傷を付けているそうじゃないカ?」

番長「Σ仲間ってあんたまさか・・・・・っ!!」

ムゥ「まぁまぁ。安心しなさい。
   上からの命令がない限り、私はなにもしないサ。
   ただ、いつかあなたたちと戦うときがきたら・・・・・。
   そのときは覚悟したほうがいいかもネェ。」

ルル「まっ、えっらっそーな口調ねっ。
   そんなに勝つ自信があるわけ??」


それを聞いたムゥはルルに向かってにっこりと表情を変えて、

そして、フッと消えた。









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