「ではパート練を始めてください!」

「ハイ」



美咲はいつもと変わらないパート練が待ち受けてると思って居た。

だが美咲は、定期演奏会1日前というのをあまり実感しては居なかった。



舞先輩が言った。

「ウチすいとる君盗んで引退しようかなぁ」


「高校で吹奏楽やらないのにすいとる君盗んでどーすんのw」

と詩織先輩が聞くと、


「まぁ記念だよ、記念。詩織、このすいとる君になんか一言寄せ書きっぽいの書いてw」

と言って、詩織先輩に新品のすいとる君とポスターカラーを差し出した。


「まぁいいけどねー・・・w」

詩織先輩は戸惑いながらも、おもむろにすいとる君にいろいろ書き始めた。


詩織先輩が書き始めたとき、舞先輩が

「詩織書いたら次悠書いてその次美咲も書いてねw」

と言った。


美咲は言った。

「あ・・・・一応あたしも書くんですね(´・ω・`)」


「ったりめーじゃんアタマ使えw」

と舞先輩がいつものテンションで言った。

「それに・・・・今日最後だし・・・・・」


「え?何か言いました?」

美咲は分からないという顔で舞先輩に聞いた。


舞先輩は顔を真っ赤にして言った。

「いや、なんでもないし!!!ホラ詩織さっさと書けコラw」


「ええちょっとまってよ舞www」

詩織先輩が急いで書きながら答えた。

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