悠は朝から学校に行く勇気がなかった。
交通事故に遭ってしまい、１年生や同級生、そして先輩に合わせる顔が無いと思ったからだ。
そして、交通事故に遭った後日は学校を休んでしまった。
とても学校に行ける状態ではなかったのだ。
心が痛い。
体が動かない。
体を無理に動かそうとすると、肩がとても痛い。
正直とてもショックだった。
勿論轢いた相手はとても謝ってきたし、病院代も払ってくれた。
だが、心に負った深い傷は治らない。
一生残るかもしれない心の傷。
悠はトロンボーンが当分吹けない事を考えると、とてもやりきれなかった。
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