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擬人着物フム嬢の設定的なお話w
更新日:2011-03-29 17:42:00
↑のイラの設定的なプチ小説でふw
把握しておいて欲しいのは
・ガンガン恋愛モノだということw
・擬人だということw
・メタきょんとフム嬢はらぶ02かっぷるwっちゅーことwww
・ププビレッジの気候をめっちゃ無視してるということ(
・我が家の擬人カービィは女の子で、喋るということwww
・駄文だということwww
・全て読み終わった後、若干どころかかなり笹川を引いてしまうかもしれないということw
それでは、行っきま~すw
桜が舞い踊る、春の晴れた日のこと。
「ないっ!ないっ!!ない~~~~~っ!!!」
「どーしたんだよ、姉ちゃん」
ここは呆れ返るほど平和な国『プププランド』の中にあるププビレッジ。
今日は、そのププビレッジで春を祝う『春祭り』が開催されます。
もちろん村の人々全員が参加し、その中にはデデデ城に住む人も含まれています。
村全体が明るく賑わう、そんな日なのですが・・・
「どうしよっ・・・。どこ行っちゃったのかしら・・・」
一人だけ真っ青な顔をし、悲鳴を上げている少女がいます。
少女の名は・・・
「フーム?どうしたの?」
大臣令嬢のフームです。
フームは半分涙目になりながら、
「ママ・・・」
と、力なくメーム夫人に声をかけました。
「ママ・・・どうしよう・・・この前買った着物が見当たらないの・・・」
フームが焦っている理由、それは着物が原因でした。
数日か前に、フームは村の仕立て屋さんに着物を作ってもらったのです。
そう、この春祭りに着ていくために。
去年までは普段着で行っていたのですが、今年からは違います。
今年からは『彼』のメタナイトがいるからです。
少しでもオシャレをして、普段より良く見られたいなぁ・・・
フームの胸のうちには、そんなささやかな期待がありました。
しかし事態は一変。
そして今日、春祭り当日に例の着物が見当たらないのです。
「どーしよう・・・」
かなりショックです。
フームの頭の中に、仕立て屋さんと交わした会話が響きます。
もう、涙が出そうです。
するとそこに。
「ふーむっ!みてみて~っ!!!」
何かを見せに、カービィがやってきました。
「なぁに?カービィ・・・」
それどころじゃないのに、と小さな溜息を吐きながらフームはカービィに振り向きました。
「!!!!!」
何とそこには探していたはずの着物を羽織ったカービィが立っていたのです。
すかさずフームは聞きます。
「ねぇ、カービィ?その羽織っている着物はどこで見つけたの?」
にこにことカービィ、
「んとね、ふーむのたんすに おもちゃいれたままだったから とりにいったらみつけたの!!
・・・あれ?もしかして、これってふーむのおようふくだったの?」
へなへなとその場で自分の太ももに突っ伏すフーム。
「うん、それ私の・・・。でも見つかってよかったぁ・・・」
ふぅ、とフームは安堵の息を漏らしました。
早速カービィから着物を返してもらい、フームは着物に着替えました。
-数十分後-
「どう・・・かな?」
部屋から出てきたフームは、ちょっと心配そうな顔をしています。
「や、やっぱり似合ってないかしら・・・?」
「いやいや!似合ってるぜ、姉ちゃん!」
「ふーむ、かわいいねっ!」
みんな口々にフームを評価します。
すると・・・
コンコンコンコンっ
ドアの方からノック音が聞こえてきました。
「姉ちゃん、メタナイト卿じゃねぇの?」
にひひっ♪と、ブンが笑います。
「こ、こらブンっ!!」
茶化すブンを叱るフームでしたが、
「誰かいらっしゃいませんか・・・?」
というメタナイトの声に「今行くわっ!」と、玄関のほうにすっ飛んで行きました。
「ど、どーぞ・・・」
ガチャリ。
「フーム、そろそろ春祭りの方に行かない・・・か・・・?」
着物姿のフームを目の当たりにして息を呑むメタナイト。
「あ、あのねっ・・・!せっかくの春祭りだしって思って着てみたの・・・」
若干目線を落として慌て気味にフームが言うと、彼女の頭に大きな優しい手が乗せられた。
「そなたの着物だったのか・・・。カービィがこれを着て城内を走り回っていたからな。
でもカービィの着物にしては大きいのではないかと思っていたが・・・」
そこで言葉を切るメタナイト。
するとメタナイトはフームの耳元に唇を寄せ、
「よく似合っているぞ、フーム。私の姫君よ・・・」
と、囁きました。
みるみるうちに顔がりんご色に染まってゆくフームを、後ろからブンがにやにやと見ています。
「では行くとするか、フーム。 ブン、カービィ、また後でな」
「おう!」 「うん!」
パタン、とドアが閉まりました。
* * *
「ちょ、ちょっとメタナイトっ!!」
「なんだ?フーム」
急に呼び止められたメタナイトは繋がれた手の先にいるフームを不思議そうに見ました。
「あ、あのね?あんまりブンの前であんなこと言わないでっ・・・。
あの子まだまだ子供な面があるし、そ、その、茶化されちゃうから・・・」
「そうか、すまなかったな」
メタナイトはさらっと謝ると、空いたもう片方の手でフームの頭を撫でました。
「だが・・・あの時はとっさに言いたくなってな。と言うより、言わねば失礼だと思ったから言った。
こんなに綺麗なそなたを見て、何も言わないなど私のプライドが許さん・・・」
にっと笑うメタナイト。
その笑顔を見たフームは、また自分が赤くなっていくことに気づきました。
ププビレッジの春祭り。
今回はきゅんと揺れ動く恋心と共にやってきたようです。
終わりっw