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更新
エラープリント 制作中止シナリオ
更新日:2015-09-03 18:08:00
#s00
序章 街灯
街灯が無ければ真っ暗になってしまうだろう道を私は歩いていた。
塾で先生に質問をしていたので、今日は特に帰りが遅くなってしまった。
ちょっと急いで帰ろうと普段使わない道を使う。
古びた街灯がちらついている。
私は自分の後ろに誰かの足音を聞き、立ち止まり振り返った。
しかし、そこには初めから誰もいなかったかのような暗闇しかなかった。
気のせいかと再び歩き出す。
ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ。
やっぱり誰かいる。
もう一度振り返るが誰も見当たらない。
怖くなった私は全力で走り出した。
ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ。
足音が大きくなっていく。
次の瞬間、私の目には白い天井が写っていた。
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#end
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#s
第一章 記念写真
私の名前はアカネ、中学3年生。
幼馴染のリカコ、チハル、そしてそのお兄さんとハイキングをしていた。
ハイキングって言っても、実際は林の中を歩いているだけ。
鳥のさえずりってあまり聞こえないもので、足元の枝が折れる音くらいしか聞こえないものである。
その静寂まがいの物を初めに打ち破ったのはリツコだった。
「あつ、暑いよ~」
「早いよ、まだ登山口見えるよ」
私はすかさず突っ込みを入れる。
チハル兄はにこやかに笑う。
「じゃあ休憩する?」
「お、お兄さん何言っているんですか!?」
私は再び突っ込みを入れてしまった。
「そうだよ、リカコはあんなこと言っているけど最後まで休まないから」
「チハルちゃん、それは無理だよ~」
リカコが弱音を吐く。
「立ち止まったらおいていくぞ」
私はちょっとからかってみた。
「みんな酷いよ~」
私たち3人は笑いながら先に進んだ。
そうすればリカコも嫌でも歩かざるを得ないのだが、実際歩けてしまうことを知っている。
それにしても、今日が暑いのも事実なんだが。
私は額の汗をタオルで拭った。
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#end
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#s02
私とチハルが先頭を行く、そしてリカコが後ろを歩く。
チハル兄はと言うとカメラ片手にどっか行ってしまった。
「チハルのお兄さん本当カメラ好きだよね」
私はチハルに語り掛けた。
「うん、私はちょっと嫌なんだけどね」
チハルは困った顔で言う。
「え、なんで~」
後ろからリカコが顔をのぞかせる。
「お兄ちゃん何でも写真撮るからさ、この前寝顔撮られたの」
「確かにそれは嫌だな」
私は苦笑いをして返す。
「もうちょっと撮るもの考えてほしいよ」
パシャ。
右側の茂みからチハル兄が出てきた。
明らかに登山道じゃないところから平然と出てきたことには唖然とした。
「ちょっとお兄ちゃんどっから出てきてるの!?」
チハルは慌てて言う、その声はちょっと怒っていた。
「俺は獣道を通ってきてやったぜぇ、ワイルドだろう?」
チハル兄は咄嗟に思付いたかのように某芸人の真似をする。
私は思わず笑ってしまった。
「もう、バカ兄!」
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#s03
チハルとチハル兄は実のところ仲のいい兄妹だ。
私にもあんなお兄さんがいたら楽しいんだろうなと羨んでしまう。
「」
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