ゲームキッズ 更新

小ネタ

更新日:2010-11-08 22:52:00

コトノハ「ところで、主とネスタさんの馴れ初めってどうだったんですか?」
最中「なんだい薮から棒に」
コトノハ「いや、そのぉ……聞いたらまずかったですか?」
最中「いや別にいいけど……」
エン「コイツとの馴れ初めなんていいもんじゃねぇがな」
ネスタ「まぁ……あの当時は妾も主殿の気持ちに気がついても魅力は分からなかったからのう」
コトノハ「えぇ……で、でも」
最中「聞きたいなら話すけどさ。あれは……」

―――

ドリュー「お、思ったより暗くないじゃん」

つながりの洞窟。
キキョウシティとヒワダタウンを結ぶ洞窟であるがため中を通るものが多いからか、やさしい誰かがところどころに置いたのだろう明かりが足元を照らしているため、洞窟の中では格段に明るい。
また、洞窟ということもあってかイシツブテなどの岩タイプのポケモンが多く出現する。

旅に出て間もない最中一行はウツギ博士からもらったポケモン、ヒノアラシのエン、最初に捕まえたオニスズメのドリュー、試しに入ったくらやみの洞窟で捕まえたズバットのヨツバの三人を仲間として進んでいた。
三人とも会ったばかりのときは少しぎこちない面もあったが今は割と打ち解けている。

ドリュー「ところで、なんでヨツバはくらやみの洞窟のほうにいたんだ?こっちのほうが住みやすそうじゃないか」
ヨツバ「う、うるさいわね!どうだっていいじゃない……」

……打ち解けている。

―――

洞窟を進み、池のある辺り――たぶん洞窟の中間あたりであろう――で休んでいると、最中がつぶやいた。

最中「……いた」
エン「いた?何が?」

最中は無言で自分の向いている方向を指す。
最中の指した方向には着物を着た銀髪の可憐なイワークの少女。

他でもない、後に最中の伴侶となるネスタ本人である。

最中「あれがイワークや!俺が捜し求めとったイワークや!」
エン「誰てめぇ」
ヨツバ「それで、あの子をどうするの?捕まえる?」
最中「もちろんさぁ☆……ボールの用意、よし、……みんなついてこい!」

他に話すことは無いと言わんばかりに一目散に駆け出す。イワークの少女に向かって。
その速さたるや本人曰く自己ベストと言い放ったほどの速さで、少女を驚かすには十分だった。
逃げる暇は与えなかったようだが。

もなか の たいあたり !
いわーく は たおれた ! というか おしたおされた!

最中は少女との体格差を利用して地面に組み伏せる。
少女は最中と地面に挟まれ身動きが取れなくなっていた。
うらやmやめておこう。

イワーク「な、なんじゃいきなり!は、はなせ!はなせー!」
最中「まぁ落ち着いて話を聞いてくれ」(やわらかいのぅwwwwwwやわらかいのぅwwwwwwwww)
イワーク「落ち着けるか!」
最中「とりあえず俺は君を捕まえたいわけだが何かあるかね?」
イワーク「あるわ!」
最中「くんかくんかスゥーッフハァーン」
イワーク「ひ、ひぃ……!」

―――

いきなり突っ走ってきて、ぶつかってきて、押し倒されて。
押さえつけられた挙句自分は捕まえられるらしい。
なんともひどい話だと思う。
自分が理解する間もないくらいの速度で話が進んでいる。そして自分は蚊帳の外。
なんなんだこれは。
もう一度言う。なんなんだこれは。
ふざけんな。

こうなったらなんとしてでも逃げる。逃げてやる……逃げてやるぞ!

イワーク「……っの!」
最中「でゅふぉあ!?」

―――