ボクには眼が無かった。
正確に言うと、僕には目が見えなかった
生まれつきだ。不自由なことはない。
強いて言うなら美しい風景が見えないことは少し残念だ
ボクには目は見えなかった、しかし、他の人の心が読めた
本来嫌われるはずの双子の片割れのボクは神として崇められた
嬉しくない。
悲しかった
ボクは一人だ
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