僕達はついに
このすべての黒幕にたどりついた
僕達が開いたドアの奥にいたのは
20代後半の青年だった
メガネをかけかなり知的に見える
だけど、そのメガネの奥の目は人とは違うものを感じさせた
「お前等、まさか高校生にしてこの部屋まで来るとは思わなかったぜ」
「龍の・・・皆のおかげだ」
「やはり、あの男か。あいつは危険すぎた。まさかあの資料室をあそこまで使うとは。確実に殺したはずだったのだが、やはり死んでからも侮れん」
「てめぇ・・・・・・・・」
「まぁ落ち着け。とりあえずは座れよ。茶も出してやる」
「そんなことをしている暇はないんだよ!」
「シン! だめ! そんなうかつに攻撃しちゃ!」
僕は刀を抜いて敵にきりかかる。
「だから、落ち着けって・・・・・」
敵はよけるそぶりもせず、ただ右手の甲をこちらに出しただけだった。
それだけなのに・・・・・・
僕達は気づけばソファに座らされていた
「!?」
急な状況に頭が追いつかない
なんだ?いったいなにがおきてるんだ?
この空間でありえない状況は何度となく体験した
だけど、これはさすがに予想外だ
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