あるとはこれまであったことを話した。
「…なるほど、そういうことだったのね。」
「おー、母さんはよく分かってるようだな。お前と違ってなー」
「うん?なんか言ったかな?」
さっきから、おちょくってくるあるとに
ついに怒りの堪忍袋の緒が切れた。
まおの後ろに黒いオーラが見えた気がした。
「おー怖えなぁ~わりぃわりぃ。これぐらいにするよ。」
あるとは、
(あまり怒らせないようにしよう…)
っと心の中でそう決心した。
「まぁ、会ったばかりなのに仲いいのね。」
ふふふっと笑いながら言った。
「んー。それにしても、いつ戻るのかなー?」
「まあまあ、もうちょいだから待てよ。神月の効果は1時間だからな。」
「へぇー…って!すぐ戻れないの?!」
「そだ。すぐには戻らないよ。」
(そ、そうなぁ…)
「…さて、もう遅いし寝なさい。明日から学校もあるし。」
「あっ!そうだった!!寝なきゃ!」
明日のことなんて、すっかり忘れていた。
「んじゃ、寝る…」
「ちょい待ち!元に戻るまで、待ってよ!」
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不思議メイト4 s.1
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