SIDEながれい、ラグズ

踏み入れた住宅街には今まで以上に深い闇が沢山いた


「これじゃあ見つかってやばいことになるんじゃないのか?」
不安だった
自分はまだやりたいこともあったしまだいきたかった


「だがこっちには武器がある、もしものときはやればいい」
ラグズは冷静だった、いや冷静な振りをしていたと思う
手がかすかに震えていた

「心を引き締めていかないとな・・・・」


そういって歩き出したとき

闇は急に動きが止まり、灰になった

「!?」


「何だ・・・これは」


「もしかしたら人がいたりして・・・・」


希望が

見えた



かすかだけど女がわめいている声がした
「・・・・なんとなくだけどあっちのほうから声がしないか?」



確かに、とラグズはうなずいていった


「いい、とりあえずいこう!」

俺達は走り出した
【生存者】を探すため・・・・
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s.1
やめる