所変わり、ここはジャパソ首都にある江歩鋳。
聳え立つ大きな城の中では血塗れた戦争が繰り広げられていた。

「オラ!オセーゾコノクソネーノガ!!!」
地下に響き渡る刀の様に突き刺さる声。
「ま・・・まてよD!!」
それを追いかける優しさの混じった温かみのある声。

彼らはモナメリカ親衛隊エンジニア支援部隊。
Dの名を持つ身体のキズが痛々しいカタコト口調の兵士が
戦争に参加しているとは思えない暖かな微笑みを浮かべた耳の折れ曲がった新緑色の兵士を連れて地下を駆ける。

「ヒャハハハハハハハ!!ミッケタ香具師ハミナゴロシダァァァァ!!!」
「そ・・・そんなムダに殺傷しなくてもいいんじゃネーノ?暴れすぎると上が五月蝿いし・・・」
「ハイハイ、ネーノクンハオヒトヨシデスネ。」
「・・・・・・」

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