「……どうした?村上、いきなり大声出して…」
びっくりした表情でこちらを見つめて言った。
一方、あるとは先生の周りをうろちょろし、口笛をぴゅーっと吹いている。
(誰のせいだと思ってんだよ…!!もう…あるとのせいでめちゃくちゃだよ…!)
私は、今にも爆発しそうな怒りを抑えながら、言った。
「い、いえっ!大丈夫です!全然平気です!気にしないでください!」
「?そうか。…んじゃ~改めて授業やるぞー」
ざわざわ…
(あぁ…絶対、私の第一印象「変なヤツ」
だよ……本当に最悪!)
まおはイライラしていると、また再びあるとがやってきた。
「…よぉ、調子どうだ?」
ああぁー!こんな時にどうしてそんなこと聞くかなー!!
まおは、声の大きさを気をつけて答えた。
「最悪だよ!」
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不思議メイト5 s.1
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