「ハァハァ・・・」
私は息を切らしながら、えりなの家のインターホンを押した。
ピーポーン・・・
家の中にインターホンの音が響く。
すると、画面にえりなの顔が現れた。
「えりな!」
私は、自分でも「このまま抱きしめてしまうんじゃないか」と思うくらいの勢いで叫んでいた。
自分の荒い息遣いが聞こえる。
「あっ・・・ひよちゃん・・・」
えりなは日和が来てうれしかったのか、少し笑ったように見えた。
しかし、息遣いは日和より荒かった。
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チョコレート3 s.1
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