「ホンモノは・・・どっち?」
二人の杏奈は言った。
「ちょっと待て。姿も声も一緒じゃ何も分からない。何かヒントをくれ。」
「そうね・・・。じゃあ、今から私たちが質問に答えるわ。その答えでどちらか選びなさい。」
杏奈たちはそういうとニコリと笑った。
― 怪しく、妖艶に。

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