いつもどおりのモノクロの空間の学校。
私にとって楽しい事など何ひとつない。

それはそうだろう。私に友達など一人もいない。

…昔はいた。一人だけ。
あぁ、でも、あんなの友達でもなんでもない。友達って言ってくれたのはウソだった。
    うらぎられたんだよ。あんなに簡単に。
意味もなく。なにも悪いことはしていないのに。
次へ

Last‐story [最期の物語] s.1
やめる