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ここは海に浮かぶ剣の都『ワイスタァン』

約200年前・・・ワイスタァンの人々は異世界からの攻撃によって滅亡に追い込まれていた・・・・
霊界シュンド・機界クレイモア・獣界フォレスター・天界エンジェ・・・・この4つの異世界である

ワイスタァンの人々は世界神『グロウ』に異世界に対抗するチカラを求めグロウによって『召喚術』を伝授された

そして人々は異世界から『召喚獣』を呼び出し剣を鍛え、召喚術で剣を鍛える者たちを『鍛冶師』(マイスター)と呼んだ。
剣士なら運命のなかで一度でもワイスタァンの剣を手にしたいという気持ちを、そして鍛冶師なら一度でもワイスタァンに来たいというきもちを持つほどであった・・・・

そしてこの200年の間に作られた最強の剣が『ライトソード』である。それは世界の果てに封印され禁断の剣と呼ばれる事になった
この『ライトソード』を巡って戦うのは封印されてから200年後であった・・・・・
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キィィィィィン・・・・・ドリルの回転音が荒地に響く
ココはワイスタァンから近い火山島『ギャリオット島』の山頂に近い場所
ドリルを回転させるのは16才のサクロ、目の前に立っているのは・・・・プラチナ色の髪の少女『ピネル』
ピネルもサクロと同じくドリル鍛冶であり・・・・ドリル使いであった
『まさか君がこの殺人事件の犯人だったとはね・・・・』サクロは身構えながら言う

『ふふ・・・・・だからなんだって言うの?』ピネルはドリルをサクロに向け・・・・言う

『僕は君を・・・・今ココで倒すっ!!!』サクロはピネルに向かって飛び出した!!

『あなたはいつもそんなだからドリルの回転に美しさがないのよっ!!』ピネルも飛び出す

ギィィィィィィィィィィンーーーー!!!!!!!!!!!ぶつかり合う音が響く
さすがサクロだ、避け、攻撃、守り、すべてにおいてサクロが勝っていた、と思った瞬間・・・・
赤い液体がサクロの胸の部分から飛んだ、『血』だ
ズシャァァァァァァァ・・・・・サクロは地面に叩きつけられ5メートル飛ばされた

『じゃあね、サクロ・・・・死になさい!』
ピネルはドリル内のグリップ左端にあるトリガーに手をかけた。
そのグリップはサクロにとどめをさすための必殺の一撃を発動させる物であった
ガッ・・・・金属が欠ける音がした
そこにいたのは雷豪の鍛冶王『ティルム』であった

『大丈夫かい?サクロ君?』ティルムはサクロに聞いた

『い・・え、大丈夫じゃあありません・・・・』サクロは絶え絶え言う

『まぁそれはそうだよね、さてピネル・・・と言ったかな?覚悟してもらうよ』ティルムは言った

『ふふ・・・・素手でどうするというの?』ピネルはあざ笑うかのように言った
そのとおりであった、ティルムの武器は素手であった、たった1対のナックルをつけただけの・・・・
『それは・・・・どうかなっっ!!!!』ティルムは踏み出した!
『さてお手並み拝見と行こうかしら』ピネルも応戦した

ピネルはドリルを突き出した・・・・だがそれをティルムは読んでいた
『はぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!』ティルムは光り輝く拳をピネルの背中に叩き込んだ!!!!!!
その光り輝く拳は『気功』を乗せた拳であった、天界エンジェから伝承された技であった

『うっ!』ピネルは吹き飛ぶ

『サクロ君!つかまるんだ!』ティルムは叫んだ

『はい・・・』サクロはつかんだ

『グラン!テレポーテーションだっ!』召喚獣の名を呼ぶティルム

パシュッ・・・・・二人は消えた

『ふふ・・・・・また会うのを楽しみにしてるわ・・・・フフ・・・』ピネルも消えた
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